アンキャプチャブル(キャプれない)コンテンツ
かっぴーです。
「記事のURLを貼らないでキャプチャで拡散する人が増えている」と
カツセマサヒコ君がブログで警鐘を鳴らしていました。
そもそも、WEB界隈の人じゃないと
この行為がもたらす影響がピンと来ないと思います。
超ざっくり言うと、
WEBのコンテンツビジネスにおいて、シェア数やPV数は
テレビにおける「視聴率」なんです。
URL無しの拡散とは、「録画して視聴するテレビ番組」です。
視聴率に加算されなければ、いくら視聴数が増えてもスポンサーに褒められない。
キャプチャはもっと悪くて「録画して、しかも勝手に編集して違法アップロードされたテレビ番組」って感じかも。
そして、視聴率が悪いテレビ番組は打ち切られますよね。
WEBコンテンツビジネスも、結局はそうなります。
とにかく、
<発信者側の考え>
・オレの著作物に何してくれてんだ
・視聴率アップの阻害になってるんじゃ
怒りのポイントは、概ねこんな感じ。
でも、ちょっと待てよと。
悪気があってやっているのかな?
<キャプチャをとる側の考え>
・シェアが面倒だ
・面白い所だけ抜き出したい
・URLじゃみんなが見てくれない
こんな風に思ってやっているのかなって。
だから、シェアをもっと簡単にするか、先ほどの視聴率の例え話に共感してもらうかしか無い。
キャプチャする若者は、基本的には味方だと思います。敵じゃない。
だって面白がってくれてシェアしてんだから。
だったら彼らの遊び方に合わせて遊具をカスタムするか、公園の看板的に啓蒙するしかない。
また今度書きますが、僕はそもそも「シェア・PV・視聴率」って考え方が前時代的だと思っているので、まずやるべきは「遊具(コンテンツ)のカスタム」だと。
僕が考える、これから求められるコンテンツの形は…
<シェアラブルなコンテンツ>
・1)GIFアニメで ・数秒の動画で
これ、ヤバく無いですか。
何回見ても笑い過ぎて死にかけます。
キャプチャじゃ再現できない面白さです。
・2)WEB漫画
よろしくお願いします!
・3)一枚絵で
ポスターなら、画像でシェアされても宣伝になる。
・4)短文で
面接官「お…御社のこと…」 ぼく「えっ?」 面接官「御社のこと…すき?」 ぼく「すきだよ」 面接官「4月から…御社のこと…弊社って呼んで…///」 ぼく「それって…」 面接官「…内定…///」
— かっぴー(SNSポリス) (@nora_ito) 2015, 11月 6
このツイートは2万RTを超えました。
1)GIFアニメ・数秒の動画、2)WEB漫画
これらは、アンキャプチャブル(キャプれ無い)なコンテンツ。
だから、そのままシェアしてくれる。
3)一枚絵、4)短文
これらは、URLに依存しないコンテンツ。
だから、どんなシェアでも利益を生む。
ちなみに、WEB漫画も勝手にキャプチャを撮られてシェアされる事ありますが、僕の漫画では「やられそうなコマ」にあらかじめTwitterアカウントを加筆しています。
右下ですね。
最悪、画像だけシェアされてもTwitterアカウントを見つけてもらえれば少しはマシ。
とにかく、
「キャプチャでシェアされると困るんだよな」ってのは、まごう事なきコチラの都合。
どう折り合いをつけてゆけるか、考え続けたいです。